2022年3月16日水曜日

サンクチュアリ

 市ヶ谷の出版社に通勤していた時、

帰り道はウロウロして帰宅していた

市ヶ谷とか高台の辺は開発も入らず昔然とした住所である

ここらへんはお屋敷街というか、すごい邸宅などがあった

その中にサンクチュアリとおもわず呼んでいた家がある

イギリスの田舎に建ってそうな

イギリス風藁ぶき屋根?いや記憶がか定かではないがとにかく素朴な建物で

煙突があった、

ちゃんと煙突から煙が出てたことがあった

前面が林のような庭で木製の鳥の餌台もあった

かなり広い庭。家がもう1軒余裕で建つくらいの。

塀はかき根で庭と通路の間も垣根

家が奥にある

庭が林なので昼間でもぼんやりと玄関ホールの明かりがついていた

入り口の木戸も木製で

手描きの表札だったと思う

「吉田」とあった

 

それから市ヶ谷の出版社に通勤しなくなったが

引っ越して市ヶ谷は近所になったし

たまに出版社に遊びに行っていたので

帰りにはサンクチュアリの前を通っていいなあ

でもやぶ蚊がすごそうで実際住んだら大変かな

なんて思いながら

 

20年前くらいに旅行記を委託販売していただいている古書店の店主に

市ヶ谷にとても素敵な家があると話したら

見たいという話になり

後日行ってきたよー本当にいいねーという感想とともに

 

あの家、吉田茂の子の家だよ

ということを教えてくれた。

昔はネットがそこまで発達してなかったから調べなかったけど

吉田 健一のwikiを見たらしっかりと 東京都新宿区払方町34とある

吉田健一 (英文学者)

 
私がパッと見てイギリスっぽい!と感じたのは伊達じゃなかった

 

 

昨日四谷税務署に行って帰りは外堀のほうから帰ったので

久しぶりにサンクチュアリを見ようと思った

ここ2.3年はあっちに行ってなかった

でも

数年前に見た時にちょっと嫌な予感はしていた

それがなんだったかははっきりと覚えてないんだが・・・

ひとが住んでない感?

 

 

そして・・・

・・・・サンクチュアリがない!!なくなってた!!!

---なんと新しい建物が建っていた

 

 

 

あとで続きかくかも。長い分書くの疲れる