2016年3月26日土曜日

ジブリ美術館所蔵『しわ』



ジブリ美術館所蔵のアニメーションなんて、
絶対良いに決まってるし
絵が好みだったので行きたいと思ってたのに
うっかり上映15分前に思い出して
急いで家を出た。


認知症をテーマにしたスペインのアニメーション。
作品の詳細→http://www.ghibli-museum.jp/shiwa/



凄い良い映画だったので
この後、原作の漫画を読んでみた


アニメーションだと2時間の中にギュッと詰め込まれてるが、
漫画は自分の配分で読むので
時間の経過がゆったり。


千代田区としては認知症の理解を求めての
老人福祉ビルでの映画会を催したようだけど
わたしがこの作品に感銘を受けたのは


いざとなったら家族より友達。


という感想。

ーーーー主人公のおじいさん、の世話が息子夫婦では手に負えなくなり
老人ホーム送りになったおじいさん。
映画でもった感想はそのホームは世の中から見捨てられた場所のように描かれてたけど
漫画ではふつうのいい感じのホームだったよ。

感想が長くなるので細かいとこはいいか。


とにかく、息子夫婦としてはホームに厄介払いして、
そうそうお父さんに会いに来る様子は微塵もない。
同室になった男は独身で天涯孤独で
最初は自分さえ良ければっていう性格だったのが、
だんだん主人公の男に親身になっていき、
最後は完全に痴呆になった男の世話をすすんでするようになるの。
でも痴呆になった男はもう誰に世話をしてもらってるのか、
もう分からなくなっている。
それでも同室の男は「親友」の世話をすることが
ちょっとした生き甲斐みたいになるんだよね。

あと、ちょい役で出てくるホームで共にする夫婦もすてきだよー。